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会社の引越し

「噺家紳士録」「重ね地図」「芸能地図大鑑」などを購入したお客様から会社の仕事「どうかしている」というような言葉をいただいた。どうかしていると思われるようなあまりの力仕事に(はっきり云ってビジネスの儲けにはなっていない)この、制作にかけた時間、金銭、DB構築のどれもが、普通会社では考えられない密度の仕事であると推察してのこの「どうかしている」という感想を、私は素直に褒め言葉と受け取っている。実際体温の高い仕事を前に「どうかしている」と心配してくださるお客様のなんと多いことか。ありがたいことです。
ココロザシだけでは会社は成り立たず、ちょっと気分を変えて四谷舟町に引っ越しました。

六代目柳家小さん襲名披露

 五代目小さんの実子である柳家三語楼が六代目小さんを襲名した。「古今東西噺家紳士録」などの仕事で、おそらく落語協会の関係者名簿に私の名前がのっけていて、ご案内をいただいたので新宿京王プラザに出席。
小さん一門の落語家総出の暖かい

つれづれ日記

齢五十七にもなると、どの会社でも一応仕事をそれなりに成し遂げ、会社卒業の準備の歳。そろそろ人生をまとめに入る年周りで、人生の節目などで感銘を受けた書籍、音楽、映画などの印象をメモとして綴っておきたいと思うようになった。もともと文章を生業としているわけではないから、雑文で結構。その都度思いつくテーマをつれづれに書いてみようと思う。
私は昭和四十六年に大学を卒業して、レコード会社に就職し、音楽ビジネスの一翼を担った経験を持つ。とはいっても、業界紙のヒットチャートをにぎわすようなジャンルの仕事ではなく、子どもモノや、企画モノ、民謡邦楽、お経、演芸ものなどのいわゆる学芸部というセクション。スターディレクターが手がけないようなジャンルの仕事ばかりをシコシコとやってた。何でも企画にしなければいけない仕事上の性格もあって、本や雑誌はいつも手放せず、以来、活字中毒のひとりになった。週刊誌、月刊誌、地域ミニコミ誌をはじめ、ちょっと興味を持った森羅万象あらゆるジャンルの書籍をチマチマと買い求めては、本棚に差し込んでおいたら、いつの間にか膨大な本がトイレにまであふれる羽目になってしまっている。
今は「東京の郷土史」江戸文化が本線といえるか。銀座、浅草、日本橋、神楽坂、地域文化コンセプトである。街の重層的な歴史を知りたいと思っている。
 比較的大きなスペースがある我が家では、書庫を私と親父の集めた本で埋めているのだが、先年親父が亡くなって、主の居なくなった書籍の目録つくりが私の土日の仕事になってしまった。なまじっか小さな会社の経営などをやっているばかりに、資金繰りだ、進捗管理だ、営業だと余分な気持ちを使うので、文章を認めるモードにならない。何時の頃からか拡散、散漫な読書生活になってしまったが、早く晴耕雨読の生活になりたいものと常々思っている。
 本はどんなジャンルも読むが、パソコンマニアル本だけは読む気がしない。ソフトの使い方だの類だが読まないから、パソコンも長いこと使っているわりには、いちいち若い人に聞かなければいけないような体たらくで、使いこなすというレベルになっていない。
何よりこの手の本は精神衛生によくないし、自由に精神を遊ばせてくれない。
 司馬遼太郎、坂口安吾、正岡容、中野翠、スタインベック、長谷川伸、落語の速記本などなどなどなど乱読、乱聴きだが、おいおい自分の軌跡を書きとめておこうと思う。そこんとこ宜しく。

菊之丞師結婚式

古今亭菊之丞師の結婚式に呼ばれて、明治記念館へ。
菊之丞さんは円菊一門で、これからの落語界の若手真打のなかでも、本格派の噺家として大いに期待される逸材。落語界上げての結婚式と思いきや、こじんまりとした内輪の式にびっくり。一門の円菊、志ん駒師、落語協会会長の円歌師など多士多彩の顔ぶれと同席させて頂いて、至福のひとときを過す。円菊一門の噺家さんたちの、暖かい罵声?もご愛嬌。奥さんは向島の芸者さんとか。綺麗どころもずらっと揃って、ほのぼのとした式でした。師が「菊之丞」から、古今亭の大きな名前を継ぐ事になる日はいつになることか、彼の成長振りを楽しみに見守りたいと思います。

kekkonnsiki