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端唄=粋

古い江戸の町並みの写真を見ていると、どこかで見たことがあるというデジャヴュ既視現象のような一瞬不思議な感覚におそわれる。身の丈に合わせてゆったりと毎日を暮らす江戸の庶民達。その職業の種類は驚く程多く、多分理想的なエコロジー社会だったのではないだろうか。
 情報に敏感で、好奇心旺盛で感性豊かな人々の集まる「江戸」は、現在の東京やニューヨークと同じようなエキサイティングな「まち」だったに違いない。
 
江戸人のパワーと洒脱さの中から創られた、最も身近な室内歌曲「端唄」は、洗練された感覚と世情への洞察力で、暗号のように短い「唄」の中に、「洒脱」や「粋」を楽しむ。
 
他の音曲の旋律型をコラージュした自由な表現を持ち、博物館のように様々な音楽形式が集まってできた「江戸」を体感できる音楽、それが「端唄」ではないだろうか。

 我々を現代にいるままに「江戸」にタイム・スリップさせる音楽が「端唄」といえるかもしれない。

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